子どもを預ける ?預けない?心が折れそうになっていませんか

 子育てって「楽しい」「格好いい」と思えるヒントを親子教室を主宰する加藤優子さんが発信! 保育園の登園に泣く子。経験者だから痛いほど分かる親の気持ち…。

子どもを預ける ?預けない?
心が折れそうになっていませんか

「抱っこして~」。駐車場から保育園までの短い距離を、毎朝大きな泣き声で絶叫しながら連れて行かれる2歳くらいの男の子がいます。今となっては、かわいらしい光景で、園に預けられることの恐怖からか、パニックになっているんだろうなと見ています。
そんなかわいい、小さい組の友達を横目に「泣いてるね。かわいいね」と、言いながらスタスタ歩く年長の末っ子。他人事のように、しみじみとつぶやく、たくましい姿を横に、懐かしい経験から、親御さんの気持ちが痛いほど分かります。

思っている以上に適応能力の高い子どもたち

保育園家庭の朝は戦争なので、改まっては話し掛けられないけれど「大丈夫ですよ、いつか笑って歩いて登園出来るようになりますよ」と伝えられたら…。
毎朝号泣されて、預けることすら心が折れそうな気持ちと、仕事と家事と育児でいっぱいいっぱいの日々…。「子どもが3歳になるまでは母親が子育てをするべきだ」という、3歳児神話が頭をよぎります。でも、そんな思いを振り切って、預けざるを得ないんだ、わが家のために、仕事だから仕方ない。そんなふうに思っているのかもしれません。でも、子どもたちは、親御さんが思っているよりも、ずっとストレスにも強くて、環境適応力が高いのです。どんなに小さな子でもです。

 
イラスト/もものどあめ

親の一生懸命な姿は子どもたちの記憶に

優しい先生、友達、おいしい給食におやつ、あらゆる体験…。親が家だけでは体験させてやれないことを経験しています。それも〝笑顔〟で。
バイバイする時には涙が出るけど、子どもは、パパやママがいなくなれば、案外早く気持ちを切り替えて笑っていられるものです。
仕事をしていても、していなくても、あなたの日々の一生懸命な姿は、親が全力で守ってくれていたという愛情として、必ず子どもの記憶に刻まれて、そしていつか必ずそんな親を誇りに思える日が来ます。
わが子を全員保育園で育てた私は、半分は自分に言い聞かせながら、そんなふうに心でエールを送るのです。

加藤優子さん
ノートルダム清心女子大学卒。ホテルでの仕事を経験し、介護関連の事業所を立ち上げ、マネジャーに就任。結婚、出産後、乳幼児親子教室の講師として従事。現在は、英語事業「English lanets」を立ち上げ乳幼児親子スクール「Mama Academy」の講師として活動。3児の母

加藤優子さん

2020年11月6日号さりお掲載

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