今、地球のためにできること

 米ニューヨーク州ウッドストックの森に暮らす岡山県出身の作家・小手鞠(こでまり)るいさんが、ふるさとの読者に向けてつづるコラム。今回は、より良い環境を未来に残すために、今私たちができることについて考えます。

今、地球のためにできること

何年か前に、夫婦で旅行したニカラグアのビーチ。人間のための美しい海ではなくて、海の生き物のための美しい海を取り戻さなくては。私が子ども時代に泳いだ瀬戸内海がいつまでもきれいな海でありますように!

 さりおで2月に掲載した「恋の悩み相談特集」に寄せて、こんなお便りをいただいていました。

 【熱い情熱を胸に秘めているのですが、ぶつける先がありません。コロナ禍で外出が減り、なかなか出会いもないし、有り余るこのエネルギー、どうしたらいいでしょう。岡山市中区40歳女性】

 ここで、お答えしたいと思います。

 40歳という若さ、40歳という円熟、胸に秘めた熱い情熱と有り余るエネルギー。なんて素晴らしいのでしょう。その素晴らしい力を、無理に恋愛に注がなくてもいいではありませんか! 恋愛よりももっと素晴らしいものが、そして、あなたの力を必要としているものが、この世の中にはごまんとあります。

 そのひとつが地球環境問題。温暖化による異常気象はもうはっきりと目に見える形で迫ってきています。このまま放っておいたら、遅かれ早かれ、地球環境は完全に手遅れの状態になるでしょう。そうなる前に、私たちひとりひとりができることをしていかなくてはならないと思いませんか。 

 あなたにも、今日からできることがきっと、あるはずです。エコバッグを持って買い物に行く。リサイクルをきちんとする。車はなるべく使わない。ごみになるようなものを買わない。プラスチック製品を有効利用する。そんなこと、全部やってます、という場合には、もっと大きなことにチャレンジしてみましょう。

 あなたの得意なことや特技や趣味を、環境保護活動につなげていく。これって、恋愛よりも何倍もやりがいがあって、楽しくて、社会のためにもなって、一挙三得。その活動を通して、すてきな出会いがあるかもしれません(そうなったら、さらにお得ですね)。

 私の場合には、環境問題に関する本を、とにかく積極的に書いています。どんなテーマで依頼があっても、環境問題と結びつけて書くことは、可能だからです。

 環境破壊、温暖化、海洋汚染、野生動物の生命の危機。これらは、ひとつにつながったものです。地球はひとつ、海もひとつ、たったひとつしかないものが壊れてしまったら、あとはもう、ないのです。無力感。これが一番いけません。国がやらないなら、国民がやりましょう。企業がやらないなら、個人がやりましょう。何もしないでいるよりも、小さなことでもいいから実践していく。これって、すてきなエネルギーの使い方でしょう?

小手鞠さんから、抽選で3人にプレゼント 最新刊『サステナブル・ビーチ』

 私の夫のふるさとでもあるハワイ州ホノルル。数年前、いっしょに里帰りをしたとき、海洋汚染の実態を目の当たりにして「このことを書かなくては!」と決意し、書いた作品です。子どもたちだけじゃなくて、大人にもぜひ読んでいただきたいです。

◀『サステナブル・ビーチ』(さ・え・ら書房、1540円)

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さりお2021年5月21日号掲載

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