仕事も夢も、「好き」を諦めない!

書店員・イラストレーター いまがわ ゆいさん


仕事も夢も、「好き」を諦めない!

県内で書店員として働きながら、イラストレーターとしても活動しているいまがわゆいさん。自身の経験を生かし、書店員の一日を描いたコミックエッセイ「本屋図鑑」(写真下)を出版。イラストのようにほんわかとした人柄に迫りました。

【いまがわ ゆい】1990年、岡山生まれ、岡山育ち。高校卒業後、事務職を経て書店へ転職。今年5月に「本屋図鑑」を出版。Twitter(いまがわゆい@書店4コマ)でも発信中

 編集部 元々、会社員だったとのこと。どうして書店員に?

 いまがわさん 母の勧めもあり、高校卒業後、事務職で働いていました。安定した給料と休みがしっかり取れるのはよかったのですが、淡々とこなす仕事や、休みの日も何となく満たされない気持ちになったりしてモヤモヤ…。20代前半の頃、一度は自分の好きな仕事に就きたいと、書店に転職しました。

 編集部 本が好きなんですね。

 いまがわさん はい。子どもの頃から好きで、会社員時代も週末に本屋さんに寄るのが楽しみでした。図書館や古本屋など本がある所に無意識に足を運んでしまいます。

 編集部 「本屋図鑑」の中には一日の業務内容や、バックグラウンドも紹介されていますが、実際に働いてみた感想は?

 いまがわさん 大好きな本に囲まれてのんびり仕事できると思っていたのですが、実際は、開店前から雑誌の付録付けなどやることがたくさんあることに驚きました。それでも楽しいです。

 編集部 本を出そうと思ったきっかけは?

 いまがわさん 本を出してみたいという夢があったのに加え、幼い頃からイラストを描くのも好きでした。でも、出版なんてどうすればいいのか分からなかったし、イラストが上手な人はほかにもたくさんいる、SNSで注目を浴びるほどのフォロワーも増やせない…そう考えていたら、やる前から「無理だ」と思うようになりました。

 そんな中、コミティアという自主制作の漫画誌展示即売会を知り、そこで販売する本を自分で作り始めたんです。フリーランスの編集者とのご縁もできました。その方のアドバイスもあり、出来上がったのが「本屋図鑑」です。

 当初、1・2年程働ければいいと思っていましたが、今も書店員をしています。何が起こるか分からない大変な世の中、好きな本に関われる仕事に幸せを感じています。

廣済堂出版1540円

さりお 2022年7月29日号掲載

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